戦国無情 首取り 伊藤 潤氏について
今宵は「戦国無情 首取り」伊藤 潤氏の読後感想を投稿いたします。
文庫情報としては、ISBN978-4-06-276997-6 講談社文庫 2011年6月15日発行となります。
確かに、いい!!
「戦国無情」伊藤 潤氏、久々に納得しました。伊藤潤氏の作品は今回が初めてですが、イヤー面白い。
戦国時代、合戦が始まり、その合戦での戦功の証は敵の首の数、質(?)によって決められる。つまり何首取ったのか、どのような身分の首を取ったのか(大将首なのか)で戦功が決定されるわけだ。
この作品集にはその、戦場での首取りの様々な状況や話が描かれている。
下級武士、特に足軽などは出世の糸口になるのだから、敵の首取りは必至である。
作品としては「頼まれ首」「間違い首」「要らぬ首」「雑兵首」「もらい首」「拾い首」の6編が収録されている。この6編には時代を超えた人間の慾、業の強さ、哀しさ、脆さなどが悲劇というより喜劇に近いドラマとして描かれている。(それがなんとも、いい)
新たな時代小説(時代小説のニューウエーブ)という感じがしたほどだ。(君も、騙されて一読しなさい。面白いぞ)
獲った首に振り回される人、獲ったがために嘘をつき通すひとの哀れ、獲った首を横獲りするひとの悲劇など笑いたいほど面白く興味ぶかい。
最近、珍しく楽しめた作品だ。(いい。)
作者の伊藤潤氏の作品をもっと楽しみたいと思います。
益々、時代小説は楽しめるものになるようだ。
私はふと(足軽である自身を含めて)足軽の悲しさ、狡さ、喜劇を思い知った気がする。
足軽バンザーイ(何を言っているのか?人間味があっていい。って感じ)
それでは、今宵はこれまで


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